日本ブランドは世界で「見た目と言い方」で胸を張れ!クールジャパンの苦悩
クールジャパン機構
代表取締役社長
太田 伸之
株式会社海外需要開拓支援機構。通称クールジャパン機構。2013年海外需要開拓支援機構法により官民投資ファンドとして設立。アニメやドラマなどのコンテンツを始め、食、文化、ライフスタイルなどのあらゆる日本の商品、サービスを世界に売り込み、事業化を支援している。性能と価格で訴求するだけでは世界には通用しない、そう語るのは代表取締役社長太田伸之。海外でクールなビジネスを太田が唱える。世界で戦うビジネス戦略とは?
福井さてこの番組ではクールジャパン機構の今を象徴するものをお持ちいただき番組を進行させていただきます。今回はどんなものをお持ちいただいたのでしょうか?
太田ちょっと意外かもしれませんけど、金沢の実はお菓子お豆です。これですね。
福井この器が素敵ですね。
太田はい可愛いですね。あのまず一つは日本の伝統的なお菓子であります。それから容器がですね手書きで職人さんが作ってらっしゃる、書いてらっしゃる。
蟹瀬僕は実は石川県生まれなのでよく存じ上げているんですけど、これがなぜクールジャパン機構を象徴しているのですか?
太田僕はやはり一言で言うとこれかわいいんですよ。かわいいということが全てだと思う。可愛いんだけど伝統もある。しかもちゃんと日本の地元の食材を使ってらっしゃる。そして人間が手で書いている。見た瞬間にどこのものかわかる、これが一番大事で理屈抜きでまず、これは日本の金沢なら金沢の豆屋さんの名前は分からなくても金沢から来たらしいとバーンとわかるということが一番大事。で食べてみたらをうめえじゃんという、これも大事。そういうところがやっぱりクールジャパン戦略にとっては大事なことだと思いますね。
福井かなり見た目は重要ということですね?
太田とても大事です日本てね見た目嫌がるんですよ、見た目を言うの嫌がったり、見た目をかっこつけようとするとなんかすごく恥ずかしいみたいなところあるんですよ。いや胸張ってかっこいいでしょうと言わなきゃクールジャパンにはなり得ないですよね。
蟹瀬でも老舗ほどね、そういうことを言うのは恥ずかしいと品がないと価値観もありますよね。
太田あります。ちょっと言い方悪いですけどかっこつける外側も気にするということももう少し浸透させないと中身はいいんだけど外見は・・・となるとブランドにはならないですね。
蟹瀬そこにもう一つ何か別な要素として何が必要なんでしょうかね?
太田もっと値段を高く売ってみようよという意識ですね。高く売るために何が必要なのか?そこが欠けてると思いますね、日本は。
福井高くすることのリスクというのもありますよね?
太田あります。日本というのは長い間眺めがいいわりには意外と安いんですけどと売ってきましたね。いや、うちかっこいいから高いんでしょもなければ、美味しいから高いんですとあんまり言わない。これからやっぱりそれを言っていかなければならない。そこに特にどんだけ後ろ側に物語があるのかということが大事で、物語を持ってるんだったら高くてみませんか?高く売るんだったらもうちょっとかっこよくしてみましょうねというのはついてきますね。
蟹瀬先ほどから太田さん見え方というのを非常に重視されてますけれど具体的にそのこうやったら変わったというものはあるんですか?
太田デパ地下でワイン売り場は結構綺麗なんですけどお酒の売り場って結構でこぼこしていてごちゃごちゃしてますね。
蟹瀬確かにね。
太田フランスワインロマネコンティも2000円のワインも同じじゃないかと。同じ揃えるということがすごくビジュアルにとってとっても大事、ところが箱が入ってます裸で売ってます4合瓶もあります2合瓶もありますて、絵として揃ってない。それはあまりかっこよくないですよねということを申し上げて是非海外に出るんだったら4合瓶で整えてください、なるべく裸でいってください箱抜きって言ってますね。
蟹瀬これは今の話伺っているとやっぱり太田さんは相当お店とかいろんな現場とかを回られているということでしょうか?
太田趣味は売り場歩くこと。
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