アメリカからロシア料理にも!?
「万能調味料」醤油で開く
「挑戦」の経営
キッコーマン株式会社
代表取締役会長
茂木 友三郎
目まぐるしく変化する世界経済と地球環境。かつてない変化とスピードの違いに我々はどう向き合う。時代を牽引する賢者のターニングポイント賢者の選択。日本の食卓には欠かせない醤油を世界ブランドに育て上げた企業がある。老舗醤油メーカーキッコーマン。戦後日本企業の中でもいち早く国際化戦略を打ち出し、1951年のアメリカ市場に進出。それからおよそ半世紀頃現在では世界100カ国以上にその販路を広げている。グローバル展開を加速させ更なる成長戦略を描くキッコーマン株式会社会長茂木友三郎、その経営理念とは。
茂木これだけの大競争時代に自分は戦ってるんだよと、競争してるんだと、言うことを自覚するということは非常に重要なことですよ。
蟹瀬その意識を持たなきゃいけない?
茂木それから、それで競争に勝つにはどうしたらいいかと言うことになりますね。
蟹瀬戦略ですね?
茂木そのために基本的にやはりイノベーションとディファレンシエーションと言いますか、日本語に訳すと革新と差別化と訳していいと思いますけど。差別化と言うと何か変な意味も含んでいてちょっと難しいんですけど訳がね。
蟹瀬他と違うぞということですよね?
茂木それで革新というのは常に要するに革新を続けるということ。
蟹瀬新しいものへ新しいものへと?
茂木これは新しいビジネスを新しい事業を作るとか新しい商品を作るわけじゃなくて、例えば経理のシステムを変えるとか、人事のシステムを変えるとか、そういうものも含めて事業を常に革新するということ。それから差別化というのは要するに人の真似をしてはいかんよ、人と違った方向で行こうよと言うことですね。この二つがねやはり競争に勝つための最も基本的な要因じゃないでしょうか。
蟹瀬これは分かっていてもなかなか難しい、非常に単純なんだけど実現と言うか実際にやるのは難しいところですね。でもこれをやって行かなきゃならないですよね。
茂木それから国の方で言えばね、今世界中が企業の仕事のしやすい環境を作るべく努力してるんですよ。国々がいろんな国々が。要するに今企業が国を選ぶ時代と言われてるんですね。
蟹瀬確かにそうですね。移動して行っちゃいますからね。
茂木だから日本はね、仕事のしやすい、日本の政府はですよ、日本は仕事のしやすい環境を作らなきゃダメなんですよ。
蟹瀬外国の企業から見てあそこで働きたい、会社はそこへ本社を持って行きたいと言う魅力のある国にしなきゃいけないということですよね?税制なんかも含めて。
茂木企業が働きやすい、仕事がしやすい、人が働きやすい、そういう環境を作っていかないと。
蟹瀬さあ時間の方があんまりなくなってきてしまったんですけど、最後にですね番組をご覧になっている経営者の方あるいはいろんな形で働いてる方にですね、茂木さんから是非元気の出る一言をお願いしたいと思います。
茂木私はね「挑戦」ですよ。挑戦。私は社長になった時に、挑戦しようと。挑戦的な企業体質にしようと言うことを強く訴えましてね、おかげさまでだんだんそういう風進んでいると思いますけど、常に私は挑戦挑戦と言うことを言ってるわけですね。
蟹瀬その一言でこの難局を乗り切れと。
茂木挑戦しなきゃいけないと。チャレンジだということですね。
蟹瀬今日はどうもありがとうございました。
茂木ありがとうございました。
※出演者の会社名・役職など掲載情報は、収録当時のものとなります。
※著作権保護の観点から、動画の無断転載・流用などを禁じます。
出演者情報
企業情報
関連コンテンツ
カテゴリー別特集
リンク