高齢者への「感謝」と「創新」で壁を乗り越え、品質を守り続け本当の笑顔へ
株式会社ナリコマエンタープライズ
代表取締役社長
竹内 美夫
株式会社ナリコマエンタープライズ。1951年、大阪府で大衆食堂として開業。1967年、給食部門拡大に伴い、ナリコマ給食株式会社を設立。1990年、高齢者のお食事サービス専門会社として、株式会社ナリコマエンタープライズを設立。早くからセントラルキッチン方式を採用し、関西を中心に、関東、中部、中国、九州地方で事業を展開している。そんなナリコマエンタープライズを率いるのは、代表取締役社長、竹内美夫。高品質のお食事サービスで高齢社会の未来を切り開く。竹内が目指す、「将来もなくてはならない会社」とは。
蟹瀬これはそもそも高齢者向けの食事の提供サービスを始められた具体的なきっかけはおありだったのですか?
竹内はい。もう今から26年くらい前になるのですけども、たまたま私どもが幼稚園のお弁当でお世話になって法人さんが、老人ホームを運営なさっていらっしゃった。そこの理事長が、ある日突然来られまして、「老人ホームの給食業務の委託が許可されることになったから、竹内くんぜひやってくれ」とおっしゃるわけです。1日3食でしょ。365日でしょ。色々な食形態の方がいらっしゃいますよね。そんな仕事やった事もないのに「やれ」って言われても、「いやいや、とんでもない。そんなことできるわけがないです。」とお断りしたのですよ。「いや、君にぜひ頼みたいんや。」とおっしゃるので、お世話になっている理事長ですから、「分かりました」ということで、お受けするようなことになったので。
ドーキンズさて、この番組ではナリコマエンタープライズの今を象徴するものをお持ちいただき、進行させていただきます。今日はこちらですか?
竹内今日お持ちしたのは、我が社で毎日作り続けているゼリー食。
ドーキンズゼリー食!
竹内はい。
蟹瀬ではさっそく、私の方からいただいてみたいと思います。うん。はんぺんみたいな味わいですね。白身魚をすった味わいがありますよね。それとこのオレンジ色の方は、シャケの味ですかね? もう確実にこの味は分かりますよ。
こちらは、白身、サーモン、海老の3種に卵が乗った、海鮮丼風ゼリー食。
ドーキンズちょっと私もいただきます。あ! お肉? 香りがまずこんなにしっかりしているなんて思いませんでした。
蟹瀬この緑色のところは?
ドーキンズこれは……あ!エンドウ!
蟹瀬エンドウ豆?
ドーキンズはい!
蟹瀬本当?
ドーキンズはい。ちょっとザラっとしていて野菜の感じがします。
そしてこちらは家庭料理の定番、肉豆腐風のゼリー食。
ドーキンズへー!ゼリー食って、こんなに食べ応えあるのですね。
竹内そうですね。もう咀嚼力とか嚥下力の弱っているご老人には、食事の楽しみも、どうしても半減しがちですが、そういう方こそお食事を楽しんでもらいたい、そのためにはゼリー食というものに、しっかりとその素材の品質を残しながら食べていただけるような工夫をしておくというのが我が社の特殊なノウハウなのです。
蟹瀬なるほどね。
ドーキンズどうしてこのゼリー食と通常食、見た目も似せているのですか?
竹内やはり友達と同じものを食べたいですよね。自分が違ったものを出されて食べているっていうのは、大変不快な感情を持つのではないですかね。みんなと一緒のものを一緒に食べているということがお食事の楽しさでもあると思います。
ドーキンズ自分だけ違うとちょっと切ない気持ちになりますよね。
竹内そうですよね。
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