バイオで“新しい天然物”(vol.2)


BUSINESS FLASH

自ら機能を高めながらおいしくなる野菜、自ら有効成分を作り出す大豆…そんな夢のような商品が滋賀県長浜市にあるバイオビジネスの集積地「長浜バイオクラスター」で相次いで生まれている。

長浜市、長浜バイオ大学、地元商工会議所などが「長浜バイオクラスターネットワーク」を設立して約2年。
以来、クラスターが急速に形成され始め、バイオビジネスを育成する「長浜バイオインキュベーションセンター」に次々と未来のバイオ企業が入居した。

川瀬ーー入居しているのは、いずれも将来が期待される企業ばかりです。これから長浜から新しいバイオビジネスがたくさん誕生すると思います。

と、長浜市商工振興課主幹の川瀬智久さん(39)。
バイオビジネス創出研究会インキュベーションマネージャーの箕浦淳さん(29)とともに、クラスターについて説明してくれた。

川瀬ーー思えば2000年に『長浜バイオ大学』の進出が決まったときがすべての始まりでした。
長浜市は長い間、大学誘致活動を続けてきましたので、誘致が決まったときは大喜びでした。
そしてこれをきっかけにバイオの町をつくる構想がスタートし、バイオクラスターネットワークの設立が決まったんです。

と川瀬さん。
大学を核に新しいビジネスを創出し、それを町興しにつなごうという構想だ。

かくして、中核となる長浜バイオ大学は見本市の開催が可能な「長浜ドーム」の隣に建設され、その周囲にインキュベーションセンターと工業団地が造られた。
ひと昔前まで一面田園風景だった場所は、たちまち世界最先端のバイオビジネス集積地へ変貌していった。

そこで生まれたのが、冒頭にあげた〝夢のような商品〟である。もちろん少しずつだが販売も始まっている。

箕浦ーーたとえば自ら有効成分を作り出す大豆は、枝豆の代わりにビールのつまみに食べられています。
このほかにも、想像できなかったような技術が日々生まれ、商品化に向けて検討されています。

と箕浦さん。
しかも、それらは人工の手を加えるのではなく、自ら〝新しい天然のもの〟に生まれ変わるのだという。
聞いているうちに、ここのバイオ技術をもってすれば、スーパーマンも生まれるのではないだろうか…と考えてしまった。

箕浦ーー可能だと思いますよ。ただ自然を重んじ、神に背かないのが長浜バイオクラスターの信念です。あくまで自然の可能性を最大限に引き出すことを目標にしています。

驚くほどの技術と目からウロコのバイオビジネス。その商品群については、これからも折りに触れ、このコラムで紹介していきたい。

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