「常に考える」ベテランと若手の力の結集!ニッチの雄がつくる接点の数々とは
ラサ商事株式会社
代表取締役社長
井村周一
ラサ商事株式会社。特殊な分野に強い専門性と、技能・技術に裏打ちされた提案力。万全のメンテナンスサービス体制によるサポート力。長い歴史の中で培われたラサ商事のDNA。そのDNAを未来に紡いでいく、代表取締役社長、井村周一の提案力の秘密を探る。
蟹瀬賢者の選択リーダーズ。ナビゲーターの蟹瀬誠一です。
福井福井仁美です。
蟹瀬今回は、ニッチながら特色ある商品と高い技術力で永続的な発展を目指す、ある商社の取り組みに迫ります。
井村小社は商社ではあるのですけれども、高い技術力も持っていると。特色のある商品のご提供をしながら、お客様だとか社会に対して絶えず新しい提案をしていきたいと、このように考えております。
高い技術力と幅広い商品で豊かな社会に貢献したい。井村が目指す、永続的な発展と未来に向けた取り組みとは?
福井それでは、本日のゲストをご紹介します。ラサ商事株式会社、代表取締役社長、井村周一さんです。どうぞよろしくお願いします。
井村よろしくお願いします。
蟹瀬ニッチな商品を扱って、しかも技術力があって、しかも商社だと。どういう企業か非常に興味があるのですけれど、今日はじっくりお話をお伺いしたいと思います。よろしくお願いします。
福井よろしくお願いいたします。
福井まず、はじめにお伺いしたいのですが、このラサ商事のラサというのは、どういった意味があるのでしょうか?
井村沖縄の南東、約400キロくらいの太平洋に、ラサ島と呼ばれている島がありまして、正式には沖大東島と呼ばれているのですが、その島で戦前、リン鉱石を採掘していたのが現在のラサ工業さんでして、1939年なのですけれども、その子会社として当社が設立されたのが、ラサ商事の名前の由来となっています。
蟹瀬当時はどういうお仕事をなさっていたのですか?
井村戦後、鉱物資源だとか食料関連ですね、そういったものを扱う商社として再スタートしてから、輸入自由化の流れで、なかなかリスクにあった利益も採れなくなってきて、その部分では撤退をしております。ただ鉱物資源なんかを扱う中で、オーストラリアとの関係が深くなってきまして、オーストラリアの鉱山で使われておりました特殊なポンプに着目いたしまして、当時の日曹製鋼さん……現在、大平洋金属さんというのですけれど、そこと共同で商品化したのが、産機・建機関連の仕事を始めるスタートとなっております。
蟹瀬お話を伺っていると、どちらかというと販売セールスをやっていながらだんだんと商社機能が広がっていったというイメージなのですね。
井村そういうことですね。その機械を扱う中で、その機械の周辺機器扱うだとか、もしくはそのプラント設備も手がけるようになりまして、技術力を高めまして、それで環境設備関連の仕事へとステップアップというのが経過になっています。
蟹瀬ラサ商事の「特にここが強みなのだ」というところはどこになるのでしょう?
井村そうですね。確かにいろいろな商品を扱ってはいるのですけれど、やはりニッチ市場におけるトップクラスのシェアの構築、こういうものが挙げられると思います。
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