

「常に考える」ベテランと若手の力の結集!ニッチの雄がつくる接点の数々とは
ラサ商事株式会社
代表取締役社長
井村周一
ラサ商事株式会社。特殊な分野に強い専門性と、技能・技術に裏打ちされた提案力。万全のメンテナンスサービス体制によるサポート力。長い歴史の中で培われたラサ商事のDNA。そのDNAを未来に紡いでいく、代表取締役社長、井村周一の提案力の秘密を探る。
中島前の会社は、縦関係といいますか、それが厳しかった会社ですね。うちの会社は、上司の課長、部長を「さん」付けで呼びますので、課長も僕のことを「さん」付けで呼ぶのですけれど。まあ、個々の一個人として見ていただけているなというのは感じます。
福井人材育成はどのようなコンセプトでやられているのですか?
井村一番はやはりオンジョブトレーニングといいますか、それが一番肝心なのですけれど、ニッチな、もしくは汎用性のないような商品ですので、やはり常にお客さんの立場に立ってものを考えられるようにならなければならないということもありますので、やはり技術力の習得といいますか、社員に勉強してもらうことが非常に重要だと思っておりますし、当社の扱っている機械というのは、ヨーロッパだとかオーストラリアが進んでいる分野が多くて、そういう意味では、そういったところに行ってもらいまして、海外のメーカーだとか、もしくは海外の現場ですよね。そういったところで直接経験してもらうというのが非常に重要であると思っております。
ラサ商事では、毎年5人程度を海外研修に行かせているという。参加した社員に話を聞いた。
宮廻オーストラリアのウィアー社という会社の製品について学ぶ研修ですね。言葉があまりしゃべれなくて(笑) ボディランゲージというのですかね。8割くらいそれでなんとかやり通したという感じです。実際に作る現場を見るというところがあったので、「ああ、これを売っているのだな」という感覚はありましたね。オーストラリアの製品の一部凄さと、逆に日本製品の凄さが、その比較でわかったということですね。
福井社長としては、今後はどういった人材が必要だとお考えですか?
井村これは、今後もそうだし、今までもそうだったし、またうちの会社だけではないと思うのですけれども、一言で言いますと、考える人間といいますか、例えばお客さんのことを考える、自分の市場にどういうふうに切り込むか考える、もしくは、管理職になったら管理職になったで、どういうふうにして管理していくか、部下を指導するか、常になんでも考える人間ですね。流れのままではなくて、常に考える人間、これがやはり会社の中では非常に重要な社員だと思いますし、そういった人間を採りたいですし、育てたいなというふうに考えております。
蟹瀬これから優れた人材を育てていただいて、さらにニッチを深めて、利益も上げていただきたいという気がしますね。
井村ありがとうございます。
若手がベテランの知見に耳を傾け、ベテランが若手の行動力に期待する。80年続く認め合う文化。それがラサ商事の社風。
井村人材で、考える社員が欲しいといいましたけど、考えるということですね。
井村が唱える「考える」ことの意義とは?
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