「常に考える」ベテランと若手の力の結集!ニッチの雄がつくる接点の数々とは
ラサ商事株式会社
代表取締役社長
井村周一
ラサ商事株式会社。特殊な分野に強い専門性と、技能・技術に裏打ちされた提案力。万全のメンテナンスサービス体制によるサポート力。長い歴史の中で培われたラサ商事のDNA。そのDNAを未来に紡いでいく、代表取締役社長、井村周一の提案力の秘密を探る。
吉野いろいろな面で良いところはあるのですけれども、ラサ商事さんは一部上場会社さんで、当社として一部上場会社さんと同じ形で、コンプライアンスというところで、いろいろ勉強させていただきました。あと経営面で言いますと、運転資金の問題とか、求人の問題とか、あとは、ラサグループさんになってずいぶんやりやすくなっています。あとはお客様ですね。お客様(の幅)が広くなってきて、より幅広く当社として仕事ができるというところが良かったところですね。
蟹瀬今の吉野社長のお話を伺っていて、非常に良い形でのM&Aが進んだって感じですよね?
井村単に一緒になるだけではなくて、シナジー効果といいますか、コラボといいますか、そういったものもだんだんと始められていますので、期待している分野のひとつになっております。
蟹瀬 そうすると、これからもM&Aならびに新規事業へさらに広げていくという感じなのでしょうか?
井村そうですね。これからもM&Aにつきましては、積極的に取り入れていきたいと。ただ、積極的にと言いましても、身の丈にあったような、そういった相手様がおられましたら、積極的に考えて、またそのアンテナも張っていきたいなと思っています。
福井相手企業はどういった観点で選ばれているのですか?
井村やはり、なにか特色を持っておられる会社、そして、当社と即シナジーは難しいにしても、そういったことが考えられる会社ですね。
蟹瀬こういうときも、やはりニッチというのはキーワードになっているのですか?
井村特にニッチでなくてもいいのですけれども、やはり全然違う職種を取り込むわけにもいきませんので、現在やっている仕事の近くといいますか、結果的にニッチに近い部分が多いですね(笑)
ニッチな分野だからこそ深掘りしてトップを目指す。細いけれどどこまでも続く。それがラサ商事の歩む道。
福井さてプロフィールを拝見いたしますと、井村社長は入社以来、ラサ商事一筋ということなのですけれども、入社してからはどのようなお仕事をされていたのでしょうか?
井村実は、エンジニアとして入社しておりまして、6、7年、その仕事をしていたのですが、その後、機械関係の営業に変わりまして、海外関係が多かったのですけれど、当時はインドだとか、インドネシアだとか、というのが思い起こされます。
蟹瀬そもそも、このラサ商事を選ばれた(理由はなんなのか)、そしてそこにずっといらっしゃるわけですよね?
井村実は、初めての仕事なのですけれども、中途入社なのです。大学を出てプラプラしていまして、ちょっと縁がありまして、ちょっと腰掛けできたつもりが四十何年かになりましたけれども。
福井どのあたりから、会社に思い入れといいますか、「この会社でやっていこう」と思われたのですか?
井村当社は小さい会社なのですけれど、労働組合もありまして、労働組合の執行委員なんかも経験しているのですけれども、そういったことで、労働組合的な視点でも見るし、実際の社員としての視点でも見ると。そういった中で、なんとなく愛着が湧いてきたといいますか……。
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