「誠心誠意」の対話と「科学の力」で挑戦!世界の生活空間をどう変えた?
リケンテクノス株式会社
代表取締役社長執行役員
常盤和明
リケンテクノス株式会社。1951年、理化学研究所をルーツとする理研ビニル工業株式会社設立。主に塩化ビニル樹脂を中心に、独自の配合、混練技術を軸に業績を伸ばして行く。国内だけでなく海外への輸出も積極的に行い、1989年には、タイに生産拠点を立ち上げる。その後、欧米、インドネシア、中国に生産拠点と販売拠点を設立するなど、グローバル化を図っている。2001年、リケンテクノス株式会社に社名を変更。グローバルな営業戦略で拡販を目指すのは、アメリカ赴任15年、その間5年の経営経験を持つ、代表取締役 社長執行役員 常盤和明。
坪井社員の方とのコミュニケーションで何か気をつけていらっしゃることはありますか?
常盤まずは元気に明るく接すること。そしてやはり双方向のコミュニケーション。まず相手が何を考えて、何を言っているのかをしっかり聞き止めること。そして、自分の言いたいことを明確に相手に伝えることだと思います。
宮川そういった社長の思いはあるのですけれども、それを社員がどう受け止めるか、どういう社員になってほしいとお考えでしょうか?
常盤実は社長就任時に、3つのことを全社員に告げております。まず一つは、「人の成長が企業の成長であること」。まず、個人の能力を高めること。これをまずきっちりしなさい、そしてそこにチームワークを付けなさいという話をしております。これは実はアメリカ駐在のときに、よくアメリカ人に対しても同じことを言っていたのですけれども、ベースボールに例えて話をしておりました。「ベースボールのチームは、どういうチームが強いチームだ?」と。「チームワークが良い」だとか、皆さんいろいろありますけど、基本的には個々の能力が高いチームが強いと。そこにチームワークを使えることが重要であると。こういうことを言っておりました。日本も全く同じで、すばらしい会社になるには、個々の能力を高めること。そしてチームワークを加えることだと考えております。二つ目としましては、「のびのびとエネルギッシュに活動しなさい」と言っております。やはり言われたことをなあなあとやるのではなく、のびのびと働いて、エネルギッシュに働いて、職場に活性を持たせなさいということを言っております。三つ目としては、「議論をして結論を出しなさい」ということを言っております。やはり議論をするにも、自分の能力を高めて皆さんに解っていただく言い方、内容を話すこと。そして皆さんの意見をきっちり聞いて、そこで皆で結論を出していく。結論を出したならば、皆でベクトルを合わせて、スピード感を持ってやっていこうということを申し上げております。
宮川こういう化学メーカーで、そういうことを掲げられる会社って、いっぱいあるものなのですか?
常盤私はそうだと思いますけれども、やはりリケンテクノスの良さは、従業員全部で同じことを考えて、議論をして、同じ方向に進んでいくのだというのがリケンテクノスの強みだと考えております。
こちらはリケンテクノスの社長室。社員とのコミュニケーションを重視する常盤は、社員が気軽に入れるように、打ち合わせ中以外は、常に扉を開放しているという。また、社員をただ待っているだけではなく、自ら積極的に社内を廻り、社員とコミュニケーションを取っている。
常盤どうですか?
社員Aおはようございます。
常盤頑張ってます?
社員Aはい。
常盤おはようございます。
社員Bおはようございます。
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