介護の実体験から社会課題へ。話題の介護業界に安定の枠組みをつくる発想とは?
株式会社アーバンアーキテック
代表取締役社長
川又 則夫
超高齢化社会、要介護人口の増加という社会問題と、ともなっての人材不足などで話題が尽きない介護業界。そのようなマーケットのなかで、月々の年金で賄える程度の金額で入居可能、というサービス付き高齢者住宅事業を営むアーバンアーキテック。入居者にも、働く方にも、そしてこれから社会へ出る若者の未来までも担う挑戦ができる、安定した品質とスケーラブルな仕組みは、どうつくられたのか?代表取締役社長の川又則夫に聞く。
蟹瀬賢者の選択 Leaders、ナビゲーターの蟹瀬誠一です。
ドーキンズドーキンズ英里奈です。
蟹瀬今回は高齢者住宅の開発とコンサルティングを通じて社会貢献を目指す、ある企業の取り組みに迫ります。
株式会社アーバンアーキテック。
2009年、不動産と建築事業を手掛ける株式会社アーバンハウジングから分社化、独立。
現在は月々の年金で賄える程度の金額で入居可能なサービス付き高齢者住宅の開発と運営を中心に事業を展開。高齢者に寄り添い続けるアーバンアーキテックを牽引するのは代表取締役社長 川又則夫。
川又高額な入居金が支払えない、介護を受けたくても受けられない方々、そういった方々を救いたい。
日本から介護難民をなくしたい。川又が唱える、高齢化社会に向けたワンストップソリューションとは?
ドーキンズそれでは、本日のゲストをご紹介します。株式会社アーバンアーキテック 代表取締役社長 川又則夫さんです。よろしくお願いいたします。
川又よろしくお願いいたします。
蟹瀬日本では私を含めて、高齢者が増えていくわけです。そんななか介護難民をどのようにして減らしていくのか、あるいはなくしていくのか。今日はじっくりお話をお伺いしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
ドーキンズよろしくお願いいたします。
川又よろしくお願いいたします。
ドーキンズ冒頭のVTRでもご紹介がありましたが、川又社長は「介護難民」をなくしたいとおっしゃっていました。「介護難民」というのは具体的にはどのような方のことを言うのですか?
川又日本では施設・老人ホームですとか、介護サービスを受けたくても受けられないという方がまだたくさんいらっしゃいます。
蟹瀬人口構成からしても、まだまだこれから増えていくというのは間違いないわけですよね?
川又そうですね。もう日本は超高齢化社会ということになってきますので、そういったニーズは非常に多いと考えています。
ドーキンズそんななか、アーバンアーキテックではサービス付き高齢者向け住宅の開発と運営をされていますけれども、具体的にはどのような事業を中心にされているのですか?
川又誰でも入居しやすい価格で、介護サービスを提供する。入居金はゼロということで、月々の支払いも一般的な年金受給者の方が十分に支払える料金を設定しております。
蟹瀬年金レベルというと決して高くはないですよね。それでビジネスとして展開できるのですか?
川又私どもはワンストップで開発から建築から運営までサービスを提供できます。それが安価なサービスを提供できる一つの理由になっています。
川又まずこれくらいの料金だったら入居できるだろうという料金設定からスタートして、どのくらいのコストで建築をすれば成り立つのか。やはり一番お金がかかるのが最初の投資、建築の部分ですので、ここをいかに抑えるのかということが事業の一番の要になってきます。ほとんどの建物を木造で建築しております。
蟹瀬当然コンサルティングだとか、いろいろなことをやられると思うのですが、その辺りのプロセスはどのようになっているのですか?
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