世界を変える。従来の経理業務を劇的に変革する業界の革命児の野心と起業秘話
Bank Invoice株式会社
代表取締役社長
手島 太郎
Bank Invoice株式会社は経理情報をクラウド上で管理し、取引先からの請求書をスピーディに処理できるサービスを運営しているベンチャー企業だ。代表取締役社長 手島 太郎は自身のサラリーマン時代の経験から、経理処理に対する不合理性を改善するべく起業を決意する。構想から何年もかけてシステム化し、世界の慣習を変えるほどの可能性を秘めたサービスの誕生秘話と手島の野望に迫る。
蟹瀬そういうことが今度はモチベーションになってやっぱり起業しなきゃいけないという思いが高くなったんだと思うんですけれども、実際ジャンプして新しい事を始めるには、先ほどおっしゃったように用意周到なところがおありだなと、私は思うんですけど、プログラミングってやっぱり当時、すごいお金がかかったわけですよね?
手島各会社にシステム開発を頼むとそれなりの費用かかりますんで、言い方良くないんですけど、エンジニアの方々で、興味のある方を探して一緒にやる。あとは学生とかで作った仕組み(システム)ですので、それほど資金を必要にしたっていうことはなかったです。
蟹瀬実際の開発というのはどうだったんですか?順調に行ったんですか?
手島もちろん開発に関しては順序といえば順調でしたね。なぜなら、仕様を出すのは私だけですので、作りたいシステムはある程度決まっているんですね。そういう意味で順調かなというふうに思います。
その中で実は弊社は非常に運が良くて、株式型のクラウドファンディングという資金調達方法がちょうど同時期に制度上できてきました。その株式型クラウドファウンディングいうものを当初から利用しようというふうに思っていました。実際に開示されるときに弊社がそこにアプローチさせていただいて、一番最初に資金調達をしたということがあります。
蟹瀬第一号?
手島はい。
手島は非上場企業の株式を購入するクラウドファンディングで初回に1,500万円、二回目には6,000万円の資金調達に成功している。
手島私を見て投資してくれたんですって言いたいんですけど、多分そういうことは一切ないと思います。具体的には事業ですね。この問題意識というのは、実は大きな会社にいればいるほど、共通して持っている課題だと思うんです。紙の問題というのは非常に大きいんですね。彼らが思っている課題を解決する、だから彼は投資しようと、そういう流れだと認識しています。
信念を持って革新的システムを生み出す。それが一人の思いが世界を変える第一歩。
福井さて、番組ではLeader’s Choiceと題しまして、ゲストの方に、選択の基準、敬愛の人、賢者の文、こちらの三つの中からカードで1枚を選んで、お話しいただきたいと思います。それではよろしくお願いいたします。
手島これでお願いします。
蟹瀬「選択の基準」。どんな選択の基準を考えてらっしゃいますか?
手島事業のことに関していうと、その事業がやる意義があるのかどうかです。本当に世界中が変わるのか。今までの慣習が全て変わるのか。そういうところを見て、常にこれから事業をやっていく中で、いろいろな判断することがあると思うんですけど、常にそこを基準にして判断していきたいというふうに思っています。
福井世界を変えることが一番の大きな目標という形ですか。
手島そうですね。そうでないと意義がない。意味がないというふうに思います。
福井迷ったときはどうされていますか?
手島基本迷わないですね。直感で判断して迷わない。仮に間違ったとしてもすぐに修正すると、いうような形でやっていくのがベンチャーですので、それができる環境に今いるんで、非常に楽しいです。
福井さて、手島社長、今後の展開はどのようにお考えですか?
手島紙をなくすっていうところなんですが、グローバルです。日本でやるのは当然ですが、基本的には同時に世界でもやると。そうすることで、数年後には慣習とか今までやり方とか、そういうものを変えていきたい。そう思っています。
蟹瀬その手島さんが世界っていうときはどのエリアをイメージされていますか?本当に世界全体というイメージなんですか?
手島北極圏と南極圏以外というイメージですね。会社はさまざまなところ、支店がありますし、取引先だって今グローバルにあるわけですから、地球のどこにあっても対応できるような、それがITです。その力を最大限引き出した事業にしていきたいというふうに思っています。
蟹瀬経理っていう仕事の部門というのはおそらくビジネスの中ではこれから将来もなくなっていかないと思いますんで、その辺もこれからの改善だけじゃなくて、一種の革命的な展開、これを期待したいですね。
手島はい。ありがとうございます。
蟹瀬どうもありがとうございました。
福井ありがとうございました。
選択の基準
世界を変えられるか。この事業は世界を変えられるのか、今までの慣習を変えることができるのか。
そうでなければやる意味がない。世界を動かす、その直感に従い、突き進むのみ。
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