高い生産性に裏付けされた会社の「イズム」。100年続くための企業づくり。
株式会社ロキグループ
代表取締役会長
伊東 伸
株式会社ロキグループは1978年に創業、以来40年続く産業用濾過フィルターの開発・製造するグループ企業だ。提案営業を武器とし、カスタムメイドで顧客のニーズに合わせた製品を届け続けている。代表取締役会長 伊東伸は良い商品を作るために会社の仕組みづくりに独自の理論を持ち込み、従業員の高い意識と生産性を生み出すことに成功した。伊東が語る100年続く企業づくり。その次なる一手とは。
ドーキンズ 社員の皆さんに「仕事を見られる」ことっていうのはどうですか?と聞いたら、皆さん「シャキッとする」と「むしろそれがいい刺激になっている」とおっしゃっていて私は驚いたんですけれど、会長からご覧になって、社員の皆さんの変化っていうのはいかがですか?
伊東 やっぱり見られることでちゃんとするっていうか、意識しますよね。
蟹瀬 やっぱりモノを作っている方にとってはお客様って本来は遠い存在で意識することは少ないでしょうけれども、実際にお客様が近くにいらっしゃるということで、自分のやっている仕事に対するプライドみたいなものも高まるがしますね。
伊東 それがやっぱりお客様に伝わればそれでいいのかなというふうにも思っています。
モノ作りを見てもらうことで、お客様に安心をしてもらう。働く社員を見てもらうことで、お客様の信頼を勝ち取る。それがロキグループの営業スタイル。
ドーキンズ さて、伊東会長のプロフィールを拝見しますと、1993年にロキテクノに入所されています。どのような形で入社されたんですか?
伊東 はい、元々このロキテクノという会社は私の父が創業した会社なんです。最初は父の後を追っていくというのは抵抗があったんですけども。
蟹瀬 それは学校とか出られた後すぐですか?
伊東 ロキテクノに入る前に私どもの同業他社に勉強のために行ってこいと言われたのがあって、他社で勉強してまいりました。
蟹瀬 具体的にはどういうことを学ばれたんですか?
伊東 フィルターのことがメインですけども、やっぱり人間関係ですね。
ドーキンズ 社長に就任されて一番最初にやられたことっていうのは何ですか?
伊東 一体感を作るためにどうしようかなっていうのを考えました。その中で、今でもやっているんですけど「フューチャーミーティング」っていうのがあって、これは部門長以上が全員参加して、会社の将来について語ると。これを3ヶ月に1回、2日間に分けてやっているんですね。その中でやっぱり部門を越えて話し合うっていうことが浸透してきて、ようやく一体感というのが出てきているように思います。
蟹瀬 どのぐらい先のことを目指しながら考えてやってらっしゃるんですか?
伊東 私の父が創業してから今ちょうど40年なんですね。40年で終わっちゃいけないんで、今掛け声として100年企業を作ろうと。
ドーキンズ 具体的に100年続けるってなるとどんなことが重要になってくるんですか。
伊東 はい。やっぱり志を一つにということを考えていまして、みんなが同じ方向に向いてないとそういう企業は出来上がらないと思っています。
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