人のためと書いて「偽(にせもの)」と読む。超高齢社会を見据えた成長戦略とは?
株式会社メディカル一光
代表取締役社長
南野 利久
調剤薬局の経営を事業目的として設立された、株式会社メディカル一光。以来医薬品卸、介護付き有料老人ホームの運営を手掛け、JASDAQ市場への上場を果たした。その代表取締役社長・南野利久は今、医療と介護の10年先、20年先を考えた新しいビジネスモデルを構築しようとしている。超高齢者社会を見据えたさらなる成長戦略、その全容に迫る。
白石本日のゲスト、株式会社メディカル一光 代表取締役社長の南野利久さんです。よろしくお願いいたします。
南野よろしくお願いします。
蟹瀬よろしくお願いします。
白石早速なのですがメディカル一光、一言で言いますとどのような特徴をもった会社なのですか。
南野医療介護をトータル的に、サービスを提供するという企業を目指しております。
蟹瀬最先端のビジネスモデルを、追求されているということだと思います。
白石番組では3つのキーワードで進行させていただきます。まず、最初のキーワードは何でしょうか。
南野「社会保障」ですね。
蟹瀬今日本でも一番重要な部分ですね。どういうお話が伺えるのか、楽しみにしていますので、よろしくお願いいたします。
白石よろしくお願いいたします。
株式会社メディカル一光、代表取締役社長・南野利久は、1956年三重県津市に生まれる。大学で法律と経済を学んだ後、1980年23歳のときに三重県津市に医薬品の販売を事業目的として近畿商事三重株式会社を設立。代表取締役社長に就任する。1985年28歳のときに、株式会社メディカル一光を設立。代表取締役社長に就任、現在に至る。
蟹瀬23歳のときに起業されたと、なぜそういう分野に進んでいこう、起業しようという思いだったのですか。
南野医薬品は今後成長していく産業というふうに思っていましたので、そういう仕事をしたいと思いまして。
蟹瀬言ってみれば全然分からない分野でもあったわけですか?
南野そうですね。
蟹瀬何か不安というのはなかったのですか。
南野若いときはそんなに不安というのは、なかったですね。
蟹瀬さすがですね。
南野失うものがないですから。
蟹瀬そして28歳のときにメディカル一光も創業されていると、これもかなりの決意ですね。
南野医薬品の卸の会社を経営していたのですけれども、その得意先である小児科のドクターから、「調剤薬局を出店してほしい」という要請がありまして、出店したのが1号店のキッカケでした。
蟹瀬これはやれるという見通しだったのですか。
南野分からなかったんですけれども、勉強すれば分かるだろうと思って。
白石その当時の調剤薬局の事業というのは、どんな感じだったのですか。
南野今でこそ調剤薬局の市場は7兆円になっているんですけれども、当時はまだ2000億台、三重県にも調剤薬局そのものが10軒もなかった時代なんですね。
蟹瀬お薬は病院で。というようなことでしたものね。
白石とても素朴な質問なのですけれども、今は調剤薬局さんも多いんですけれども、病院でも薬がもらえるじゃないですか。それはどうしてなのですか。
蟹瀬医薬分業を決定するのは医療機関なのですね。今70パーセント医薬分業になっていまして、お薬をもらう患者さんは10人のうち7人は薬局で、3人は依然として病院やクリニックでもらっている方もいらっしゃるのです。
白石そういうことなのですか。
蟹瀬そしていよいよメディカル一光を象徴する、最初のキーワード、社会保障という言葉を選ばれましたけれども、この言葉を選ばれた理由や背景はどんな感じなのでしょうか。
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