

2%台という平均空室率を叩き出した不動産投資の新しいビジネスモデルとは?!
株式会社ボルテックス
代表取締役社長兼最高経営責任者
宮沢 文彦
中小企業が圧倒的に多い日本の企業は、今までオフィスとして借りるという選択肢しかなかった。そんなオフィスビルに区分所有という新しい不動産投資のビジネスモデルを持ち込み、急成長を遂げる企業がある。株式会社ボルテックス。新しい不動産所有の形を提案し、不動産投資イノベーションを掲げるリーダー、宮沢文彦の成長戦略に迫る!
類稀なる集中力と冷静な分析に基づく改善で若い頃から結果を残し経験値を上げてきた株式会社ボルテックスのリーダー、宮沢文彦。次なるキーワードは「逆張り」。その真意に迫る!
宮川「逆張り」ということが出たのですけど、みんなが売っている時に買い、買っている時に売る。これがなかなかできないのですけどね。これを選ばれたのはどういうことでしょうか。
宮沢元々相場というのは、そもそもの基本的な条件、ファンダメンタルズがあって、そこに人間の感情があって、できる・できないとか、怖いとか、儲かるんじゃないかっていうものがあって、大半は感情が相場を作っていくわけなんですね。
ですから、上がってきてたくさんの方が買うようになれば買うのが怖くなくなりますし、誰もが売りにまわって買わない、ほとんどの人が買わないような時期に買いに行くっていうのは怖いですよね。でも、結局のところ、その逆の行動、少数派の行動が相場的に言うとやはり勝ち組になる。
ですから、徹底して人が買わない時期、人が買わない商材、こちらの方が割安になりますし、特に私共の商材というのは、不動産の中では比較的人気がなかった商材。それを徹底して、例えばリーマン・ショックの後ですとか、震災の直後だとか、そういうみんなが振り向かない、怖がっている時にちょっと勇気を出して取りに行くということをずっとやってきていました。
宮川そこで行かないとダメということなのですかね。
宮沢結局、不動産業も含めて商売っていうのは、基本的に逆張りというのはものがあまり売れないですから、証券業で言えば一番上がっている時に上がっている銘柄を進める方が買われやすいですからね。セールスしやすいですから、手数料にはなるんですよ。ただ、その商売上のしやすいのと、運用上の正解っていうのは全く逆になっちゃいますので。私としてはその運用上の正解になる方をビジネスのメインにしようという風に考えてきたわけです。
1995年不動産業界へ転職した宮沢は、逆張りで独自のスタイルを確立していく。
宮沢私が入った不動産会社で、いわゆる不良債権の流動化ビジネスをやって、ただその中で不動産業がどうしても入っていけない、いわゆる商売、実になる部分とどうしても捨て去ってしまう部分が出てきていて。私がやりたかった逆張りというのは、どうしても不良債権処理でたくさんの担保物件をそこの会社では多くを切り捨てていたんですね。で、中心の美味しい部分しか食べないというような部分ですね。
投資的に言うと、切り捨てられた部分に妙味があるんじゃないかと。自分のやりたいビジネスの部門を作らせてもらったんですけど、当然ほとんどのコストを自腹で賄うんですね。企業内に所属していながら、僕の給料の範囲内で人も採用しっていう、完全な起業したのと同じ状況。特に人件費抑えるために、その会社が面接で落とした人間を2名採用して、その3人でチームをスタートさせて。そしてすぐ「独立して一人でやってみろ」って、「やれ」と言われたものですから、すぐそこで起業していったんですよ。最初から人材も含めてマイナスからスタート。
宮川すごいですね、落ちた人を採用してきて。
宮沢でも結果的には、その落ちた人間が初期の会社の設立においては、すごいパワーを発揮しまして、結果大正解だったんですけど。
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