時代やニーズを先取り!「変化なくして進化もない」の発想力
株式会社タカラレーベン
代表取締役社長
島田 和一
打ち出した複数のプロジェクトが数々の賞を受賞するなど、競合他社ひしめく不動産デベロッパーの中にあって独自の営業力と柔軟な発想で事業を展開し、存在感を発揮している企業がある。差別化の成功へとつながった独自性と創造力が生まれた理由とは?
ドーキンズ地方都市戦略については今後、どのような展開をお考えですか?
島田首都圏で供給を中心に成長してきまして、その延長で今まで、地方都市でさらに供給を拡充していって、特に、東北が中心です。で、さらには2017年4月から全国展開をしてまいります。
タカラレーベンは従来、手掛けてきた東北地方、北陸地方のほかに、タカラレーベン西日本、札幌営業所、大阪支社を開設。本格的な全国展開を開始している。
島田最大の価値はやはり、立地だと思いますが、それをしっかり価値あるものに、さらに押し上げるために、ハード面において、箱だけではない、さらに付加価値を商品価値として加えていかなければならないと考えています。その一つとして、株式会社サイエンス社と共同でルイックプロジェクトということをテーマに商品開発をしてまいりました。
こちらはタカラレーベンの新築マンションに標準装備されているルイックプロジェクト。共同開発を行った株式会社サイエンスの方にお話を聞いた。
関係者もともとタカラレーベンさんがほかのマンションとの決定的な差別化戦略として、導入いただいているのが、このルイックプロジェクトということで、私どもは技術的な提供をさせていただきながら、共同開発という形で導入させていただいております。
まず一つ目が、「たからの水」なのですが、これは家中すべての蛇口からミネラルウォーター以上の快適なお水をふんだんにご利用いただける、家中丸ごと浄活水システムというのがこの「たからの水」になります。
二つ目が「たからのマイクロバブルトルネードO2」になりまして、0.003ミリの超微細なマイクロバブルと呼ばれる気泡が表面の汚れも毛穴の中の汚れも臭いも洗浄してくれますので、まさに使っているだけで、お肌にダメージを与えずに洗浄できるということで、特に女性の皆さんにとっては毎日、利用されるお風呂場がまるで、エステ空間のように過ごしていただけるようなものです。
これはお風呂で発生させるマイクロバブルよりもさらに微細なウルトラファインバブルを発生させる「たからのナノシャワー」と言いまして、お顔や頭をケアしたいというニーズが非常に高くありましたことから開発しましたのが、このシャワーになります。約10年前から導入いただいています、ルイックプロジェクトということで、これからまたさらにほかのマンションとの最大の差別化を継続していただきながら、さらに発展していければいいかなと考えております。
ドーキンズそのほかには差別化のためにされている取り組みはありますか?
島田もう一つですね、「ソラパワプロジェクト」。これはすべてのマンションではないのですが、マンションの屋上に太陽光パネルを敷き詰めるんですね。その発電した電力を各お部屋、一世帯一世帯がその発電した電力を使えます。かつ、余った電力を売電できるという、こういったシステムなんですね。
この「ソラパワ」プロジェクトと水で暮らしを変える「ルイック」プロジェクトは2013年度にグッドデザイン賞をダブル受賞。また、2016年度には「レーベン ラボ エシカルアクション」として進めている、「もっとあったらいいな」プロジェクト、「自助共助」プロジェクト、「個人防災キット」プロジェクトがトリプル受賞している。
地方都市のニーズを汲み取り、地域の活性化に貢献する。それが、タカラレーベンが掲げる地方都市戦略。
出演者情報
企業情報
関連コンテンツ
カテゴリー別特集
リンク