時代やニーズを先取り!「変化なくして進化もない」の発想力
株式会社タカラレーベン
代表取締役社長
島田 和一
打ち出した複数のプロジェクトが数々の賞を受賞するなど、競合他社ひしめく不動産デベロッパーの中にあって独自の営業力と柔軟な発想で事業を展開し、存在感を発揮している企業がある。差別化の成功へとつながった独自性と創造力が生まれた理由とは?
島田昨今のライフスタイルの変化ですね、地方都市が特にライフスタイルの変化に敏感に反応している、従来の需要をターゲットプラス、シニアニーズ、単身男女、あるいは、地元の我々がライセンサーと呼ぶ、学校の先生とか、お医者さんとか、少し富裕層というか、そういった方々のマンションニーズが非常に増えてきている。
ドーキンズライフスタイルの変化というのは具体的にどのような変化があったんですか?
島田まず、地方都市におけるアクティブシニアのライフスタイルで申し上げますと、中心市街地からやや郊外に一戸建てをお持ちになっているシニア、かつてはお子さんがいましたが、お子さんが大きくなって、独立して、生活するうえで、2階への昇り降りであるとか、お庭の手入れであったりとか……。
あるいは、北のエリアですと、冬になると、雪が降ってきます。一戸建ての雪おろし、雪かきなどいろいろなことが負担になってきます。
その負担から脱却しようということで、ライフスタイルを変えていこうという変化ですね。
ですから、各県のナンバーワン都市に限らずナンバーツー、ナンバースリー都市まで今やマンションが、これはもちろん需給バランスですけれども、十分耐えられるだろうと考えています。
宮川たとえば、どういう街になりますか?
島田東北は特にここ数年で急激に当社の供給も増えているのですが、山形の米沢とか、福島の会津若松などですね。そういうところが、5年6年マンションの供給がないというエリアが探すとあるんですね。
宮川米沢はそうなのですか。会津若松も。
島田そうですね。
現在、タカラレーベンの地方都市戦略の先駆けとなった、東北6県を管轄するのが、タカラレーベン東北。首都圏とは違う、地方都市ならではのマンション事業戦略について話を聞いた。
関係者多様化するライフスタイルに応じた商品を出していくというところが一つの戦略になっております。たとえば、これまで地方都市ですと、あまり個性というか、自分を表現するようなところを住宅に求めていない風潮もあったのですが、我々としましては建築デザインですとか、外観デザインといった、デザイン性にこだわったマンションを供給させていただいております。
衣食住の中の衣や食で個性を出している方は非常に多いと思いますけれども、住についてもしっかりと個性を出して、そこで住んでいることを誇らしく思えるような住宅を供給するというところが一つの戦略になっております。
私自身、内覧会などで直接お客様と接する機会があるのですが、そのときに本当に喜んでいただいている姿を見て、我々の戦略は間違っていなかったと強く実感しております。
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