トップセールス社員を排出する人材マネジメント会社のセールスの極意
アチーブメント株式会社
代表取締役社長
青木 仁志
企業の繁栄にとって不可欠なのが人材。起業にとって必要不可欠な人材教育で急成長をするコンサルティング会社がある。就職活動の学生が2万人以上エントリーするという人気企業アチーブメント株式会社 代表取締役社長の青木仁志は、十代からプロセールスの世界に入り、その後、独自の人材教育プログラムを開発。一人一人の目標達成、成功プロセスを後押しする驚きの人材教育の秘訣とは。
その狭き門を通ってきた内定者に話を聞いてみた。
内定者①コンサルティングってことに凄い興味があったので軽い気持ちで最初は選考に参加したのですけれども。触れていくうちに、これはもしかして社会に必要とされているんじゃないのかなと思って。その求めている人がたくさんいるはずだなと思いました。
内定者②学校教育を終えた後ですね。それこそ、社会に出てから学ぶことをなかなかする機会が無いんじゃないかとか。学ぶって単なる一般教養とかではなく、とにかく自分が人生において有益な情報を得たりだとか、もっともっと幸福度が増すような機会を提供できないものかなと思って勉強していたのです。アチーブメントにとって近いように感じていますけれども。
蟹瀬それと、その内定者が決まるわけですよね。本来のご職業が人材を育成するといった当然のことながら自分の会社の若手の人材を育成すると。力を入れられると思うのですが、内定者に対して特別に何かやってらっしゃることってあるのですか?
青木うちはですね。内定が出てから、入社までのこの期間にある程度、基礎教育が終えているという状態をつくります。全員にそのまま今年は、30名の採用をしたわけですけれども1人に1台ずつコンピューターを与えてですね。毎日、例えば日報をキチっと提出をする。それのトータルなポイント数で入社のときのある程度のグレードというか、決まりくらい。そういう様々な仕組みが、実はあるわけですね。
蟹瀬1日目から即戦力にすると。
青木そういうことですね。キーワードは、即戦力です。起業教育で一番難しいのは、いちいち社員の記録っていうのは出来ませんから。本人が自らこれは正しいことなのか、正しくないことなのかを自己評価できる仕組みを作るのが一番難しいんですよ。それを、私はキーワードをいくつか提供することによって、その中での判断基準を育てているってことです。
蟹瀬今、評価っていうお言葉ありましたけれどもね。企業の場合は、働いている社員に対していろんな形で評価をしたり、この人はどのくらい結果をだしているかとか、それによって人事っていうのを動かしたりしますよね。その辺は、具体的にはどういうふうに?
青木これはですね。フィロソフィーの攘夷効果という価値観のところの評価。そして、後はクオリティ効果という質ですね。特に、新人は入って。私、人生5段階説というのを徹底していまして、これ社員にも言ってるんですけれど。学習の段階、指導力開発の段階、挑戦の段階、富の形成の段階、社会還元の段階と。この5段階に人生設計をすごく大事にしておりまして、学習の段階っていうのは入社して5年間はまず基本、全ては基礎、基本を身に着ける。5年間。
蟹瀬5年って長いですよね。
青木長いです。でも、これが大事なのですね。例えば、大きな建物。例えば、今、あのスカイツリーありますよね。あれ、下なんか60メートルくらい基礎が掘ってあるらしいですね。
蟹瀬あれだけ高いものですから。当然、基礎がしっかりしていないとダメですよね。
青木ここがポイントなんですね。ですから、基本、基礎、この元となるところが私はマインドの面だと思うのですよ。ですから、損得ではなくて、やっぱりその奉仕の心を持つ。本当の意味でその、与えてから与えられるという基本原則で。率先して与えていくような、そういう心を若い時に育てていかないと。面倒くさいとか、楽なことを選ぶとか、かえってスポーツでもどんな分野でもそうなのですけど。私、一番大事なのは、基礎だと思っているのでそこを5年間。私たちは、しっかりやります。ですから、あの掃除ってよく業者を入れますよね。うちは、自分たちで朝早く来てしっかり掃除からやっていくような会社なんですよ。
蟹瀬ああ、なるほどね。そういうことを採用されている企業っていうのは、日本でも何か所かありますよね。社員教育の中で掃除をちゃんと入れているってところがね。ただ、評価をするって時には、一番分かりやすいのは、例えば、車のセールスマンだったら月に何台売ったと棒グラフになって出てくるわけですよね。だけども青木さんの会社の場合は、人事評価っていう、非常にそういう意味では物差しが難しい業種ですよね。
青木あの日報をね。私たちは、毎日目を通すんですよ。100名しかいない社員ですので。日報を見ると、全て分かるのです。行動は、真実ですね。ですから、誰が掃除をしているか、誰がしていないかも全部分かります。それが、実は攘夷交換の奴に反映させるのです。ですから、数字だけ上がっていればよいっていうものじゃないですね。私が本当に育てたい人材は、徳と才のある人材。人格と能力ですね。ですから、世の中、今おかしくなっているのは能力主義、そして成果主義。これが良くない。うちは、営業も守りのバックヤードの社員も同格なのです。
蟹瀬ああ、そうなんですか。
青木普通は、営業の方に歩合を付けたりしますでしょう。
蟹瀬当然。
青木一切ないです。
蟹瀬インセンティブになりますからね。
青木全くそれはしない。
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