知財分野で世界を視野!「ビジネスとクリエーション」の両輪で日本再生へ
株式会社ディー・エル・イー
代表取締役CEO&Founder
椎木 隆太
株式会社ディー・エル・イー。2001年現在の代表取締役CEO&Founderである椎木隆太が有限会社パサニアを創業。2003年株式会社ディー・エル・イーに社名を変更。その後2014年に東証マザーズ2016年には東証一部に上場を果たす。知的財産権ビジネスで手軽なエンターテインメントを提供する。椎木が目指すファストエンターテインメント事業とは?
蟹瀬賢者の選択リーダーズ、ナビゲーターの蟹瀬誠一です。
福井福井仁美です
蟹瀬今回は知的財産権というのがテーマなんですね。
蟹瀬私たちが生み出したこの素晴らしいアイデアや商品。これらをどうやって守っていくのか、ということなんですね。まあ例えば具体的な例で言うとね、特許それから著作物なんかもありますよね。
こういうものをきちんと守りながらビジネスを反映させていこうという考え方なんですね。
福井例えばどういうことかと言いますと、実際にこうインターネットで何かをダウンロードする時、同意を求められたりだったりとか、これが有償か無償か選んだりしますよね。そう言ったことなので、実際に生活にかなり身近に接している権利ですね。
蟹瀬そうですね。それとともに、このビジネスの世界においても、非常に重要な仕事をしているのがこの権利なんですね。というのは、例えば交渉していく中で二つの会社が何かひとつのものを作ろうという時に、お互いどういう風に分け合うのかなど。元々独創的に作った商品をどういう風に守っていくのか。
蟹瀬というわけで、今回はエンタテインメント業界おいて、これまでにない発想で知的財産権ビジネスを展開する、ある企業の戦略に迫ります。
福井本日のゲスト、株式会社ディー・エル・イー代表取締役CEO&founder椎木隆太さんです。どうぞよろしくお願いいたします。
椎木よろしくお願いします。
蟹瀬まずはじめにお伺いしたいのですが、ディー・エル・イーを一言で言うとどのような会社なのでしょうか?
椎木私たちは、知的財産権を駆使して、いろんなジャンルに仕掛けるプロデューサー集団でございます。
蟹瀬まあ今の一言だと具体的なものがなかなか見えない感じがするんですけど、これからじっくりお話しが参りたいと思います。よろしくお願いいたします。
椎木よろしくお願いします。
福井さて、この番組ではディー・エル・イーの今を象徴するものをお持ちいただき、進行させていただきます。今回お持ちいただいたのはこちらですよね?
椎木はい。秘密結社鷹の爪のフィギュアです。
福井私、実は好きなキャラクターなんですけれども、蟹瀬さんはご存知でしたか?
蟹瀬映画の本編が始まる前に出てくるような気がするんですよね。
椎木そうですね。おっしゃる通りです。映画館でいろんなものを紹介するキャラクターとして、もう10年ほど活躍させていただいてます。
蟹瀬でもこれ動いてるのは、何かアニメーションのようでもあるけど…。紙芝居みたいにコマごとしてるかな、そんなイメージなんですが、ジャンルとしてはどこになるんですか?
椎木これはフラッシュアニメーションというジャンルですね。
椎木最近、インターネット時代に合わせた、手軽に個人レベルでも作れるようなアニメーションの制作手法が生み出されまして。その技法を用いて、我々は紙芝居型のところで差別化を図っているという感じです。
蟹瀬これが御社を象徴するというのはどういうことになってますかね?
椎木はい、我々はIT知的財産物を生み出して、それをテレビや映画館で見せることによって、だんだん認知と人気を高めています。それによって、他の企業が、それだったら我が社の商品の宣伝に使いたいようというようなことでお金を頂いたりもしていますね。
蟹瀬利益が入ってくるということですね?
椎木はい。ですのでキャラクターの吉田くんとかは毒舌なんですよ。思ったこと全部言っちゃうんですけど。なので、企業が「この新商品出した、お前ら買え!」見たいな、なかなかその企業が言えないことを言うんです。言えないじゃないですか。買えって。
そういう企業の方にとってもありがたい、そして消費者にとっても笑ってくれて、その性格付けをしっかりすることで、キャラクターがいろんなものを「代弁できる」ということで活用いただいているのが現状です。
福井真似できてしまいそうな感じも正直あるんですけども、その辺りはどうなんでしょうか?
椎木そうですね。おっしゃる通り真似できるんじゃないか。ある意味、腕のいい人なら「俺ならもっと簡単に作るよ」という人たちもいっぱいいます。なので参入してから一年後とか、下手すれば半年後とかにあるかもしれないと思ってたんですけれども、やはりその今までと違うのはスピード革命が起きたことですね。
今まで1ヶ月ぐらいかかっているものを三日でできるようになったり、1000万かかってものを80万でできるようになったり。非常に大きな格差がありました。
椎木大手からすると、そこにうちも参入できるよ、と参入したら、彼らが守っていた「価格体系」がガラガラと崩れてしまうんです。
蟹瀬なるほど。
椎木我々はそのテレビ局さんとか映画館とかに信頼を獲得してビジネスをやってるので個人も寄ってこれない大手は来ないというとこで、ずっとなぜかまだ10何年間ブルーオーシャンが続いているというのが現状です。
蟹瀬通常こういう世界って本当にレッドオーシャンで、もう競争相手がいっぱいいて、お互いに食い合うという世界ですよね。だけどこのキャラクターの特性というのは、本当に上手く出さないと成功しない話ですよね?
椎木そうですね。
蟹瀬その辺のクリエイティブというのはもう要になってくるんですか?
椎木プロデューサーが、ビジネスのお題をクリエイターに提供する。そして、クリエイターが世の中をあっと言わせたり、感動させるようなものを、コンビネーションで生み出していく。そうでない限り、いろんなことが突破できないですね。
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