「常に考える」ベテランと若手の力の結集!ニッチの雄がつくる接点の数々とは
ラサ商事株式会社
代表取締役社長
井村周一
ラサ商事株式会社。特殊な分野に強い専門性と、技能・技術に裏打ちされた提案力。万全のメンテナンスサービス体制によるサポート力。長い歴史の中で培われたラサ商事のDNA。そのDNAを未来に紡いでいく、代表取締役社長、井村周一の提案力の秘密を探る。
蟹瀬先ほど特殊なポンプを扱っていらっしゃるというお話がありましたよね?
井村スラリーポンプと呼んでいるのですけれども、液体の中に固形物が混ざる……石ころだとかですね。そういった種類の液体だとか、もしくは酸性だとかアルカリ性で非常に腐食しやすいとか、そういったところに使うのがスラリーポンプという分野なのです。ワーマンポンプという名前のポンプで、扱ってから50年以上……55、6年になるのですけれども、当社のメイン商品であり続けている特殊ポンプです。
ワーマンポンプは、1938年、オーストラリアの技術者、チャールズ・ハロルド・ワーマン氏によって発明されたポンプで、現在に至るまで、世界中で数多くの設備に採用されている。
こちらは大平洋機工株式会社。この会社は、ワーマン社のライセンスを取得し、1959年から、日本で唯一ワーマンポンプを製造している
福井いちばんワーマンポンプの特徴といいますか、この売りというのはどこなのですか?
大德こちらのワーマンポンプなのですけれども、内部が二重構造になっておりまして、この内部の部品を液体に応じて適切な材質のものを……酸性の強い液体ですとか、あるいは固形物を多く含んでいる液体とか……水を綺麗にする処理場って、その水をきれいにした後に下に溜まるドロドロとした汚泥というものなど、様々な液体を送ることが可能となっております。
ラサ商事は、日本のワーマンポンプの総販売代理店として、製造の大平洋機工とともに、これまでに累計13万5千台ものワーマンポンプを販売している。
蟹瀬このワーマンポンプというのは、なかなかの優れものといった感じがしますけれども。
井村このポンプは特殊なのですけれども、アフターメンテナンスとか、部品交換だとか点検、そういったものが非常に重要でして、そういったものをやりながら、お客様に長い間ずっと愛されていると。それで今日があるのかなというように考えております。
蟹瀬こういうお話を伺っていると、やはり専門性というものが非常に武器になっている感じがしますね。
井村いや、おっしゃるとおりですね。特にこのポンプだけではないのですけれど、特殊なものを扱う場合には、うちの営業マンも、常にお客さんのいちばん近いところに居させていただいて、それでお客様といろいろ相談しながら、それをメーカーに持って帰ったり、またそれからフィードバックして問題解決をして……役に立つところはですね……というようなことで常にお客様と接点を持つということが、基本的な営業スタイルになっております。
こちらは、ラサ商事の営業担当。どのような営業活動を行っているのか話を聞いた。
福井金さんは、このラサ商事でどのような営業をされているのですか?
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