人の癖の組み合わせで生産性が変わる。人事面から経営に付加価値を提案する。
株式会社経営人事パートナーズ
代表取締役社長
山極 毅
株式会社経営人事パートナーズは代表取締役社長 山極毅が独立・起業した経営コンサルタント会社だ。人の癖を見抜き、それを適切に配置することで組織としての生産性は格段に上がるという理論のもと、ロジカルな人事ソリューションを提供している。多くの企業で信頼と実績を積み重ねる山極が唱える、旧態依然とした日本の生産性の低さに歯止めをかける秘訣とは。
ヒアリングと分析の後に行うのが人材編成。そこで重要になってくるのが、生産性の高さ。生産性を向上させるためには3つの要素とある組み合わせが必要だという。
山極 1つは個人、それからもう1つは仕事、最後がチームワークです。この3つの何かを合わせることが重要なんですけど、なにを合わせたらいいと思いますか?
福井 合わせるって結構難しいですよね?
蟹瀬 そうだねえ。
山極 バラバラな仕事ですし、個人も多種多様じゃないですか。チームメンバーも多種多様じゃないですか。
福井 目標とか、そういうことですか?
蟹瀬 なるほどねえ、僕なんか経営にちょっと携わっているから。性格とか、そういうマッチングとかっていうのは見ますよね。
福井 確かに性格もありますね。
山極 正解は癖なんです。
蟹瀬 癖!
山極 ちょっと福井さんに質問なんですけれども、初めて取材に行くと、当然初対面の人と会うことになるんですけれども、最初にどういうところを工夫されますか?
福井 情報を収集して、どんな人なのか、どんな経歴の持ち主なのか、どんな仕事をしているのかっていうところをしっかり下調べをしますね。
山極 そうですね。つまり、福井さんが普段仕事でやられていることは、自分から相手に近づいていく努力をしているってことなんですね。
蟹瀬 僕がインタビューするときなんかは、あんまり余談を持たないで。ぱっと会って最初の5秒ぐらいで、相手の感じを掴むっていうのは、ずっとやってきましたけどもね。
山極 実は今のお二人の答えが、まさにお二人の癖なんです。
福井 違いますもんね。
蟹瀬 確かにね。
山極 これ実は良い悪いではないんですよ。そういう得意技、癖を仕事の局面で補えあえたら、これすごいことになると思いませんか?
蟹瀬 なるほどねぇ。
福井 そこを我々も理解できたら、この番組の生産性が上がるということですね。
山極 そうです。
蟹瀬 幅広く広角に守れるようになるということですね。
山極 生産性は「他者理解」なんですね。他者を理解して、自分を理解して、チーム全体が理解しないと仕事目的が理解できないと、いう流れなんです。
蟹瀬 「癖組み」っていうのがうまくいっているときは良いと思うんですけども、これは上手くかみ合わないっていう場合には弊害というのは相当出てくるんですかね?
山極 出てきますね。例えば上司が意図していること、それが部下に正確に伝わっていなければ、組織として統率がとれなくなるじゃないですか。例えば、「自由」という言葉、この言葉を聞いたときに人間が頭の中で思い浮かべるのって全く違う2つのイメージがあるんです。これが人間の思考の癖によって決まっているんです。
1つの自由は何も制約がないところで、地図もないところで好きに動いていいよ、という自由と、あと周りに安全な壁があって、そこの中で周りから邪魔されないで仕事をする自由。
2つあるんです。2人とも違うイメージの自由なんですけれども、自由にやっていいよって部下に言ったときに、でも自由って言われても何やればいいんですか?みたいなことになるケースとか、あるいはその逆とか、自分の癖を理解して、部下の癖を理解して、それで初めて仕事がうまくいくんですけども、両方できてないケースが非常に多いです。
福井 癖組みを作るにはしっかりこの分析が必要になってくると思いますけれども、具体的にはどのように分析されるんでしょうか?
山極 私の場合は「FFS理論」という補正診断をベースにしたある理論があります。それをコンサルティングで今使っています。
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