内向きの日本、メジャー大谷選手ら若手の活躍で変わるか?


時代刺激人 Vol. 328

牧野 義司まきの よしじ

経済ジャーナリスト
1943年大阪府生まれ。
今はメディアオフィス「時代刺戟人」代表。毎日新聞20年、ロイター通信15年の経済記者経験をベースに「生涯現役の経済ジャーナリスト」を公言して現場取材に走り回る。先進モデル事例となる人物などをメディア媒体で取り上げ、閉そく状況の日本を変えることがジャーナリストの役割という立場。1968年早稲田大学大学院卒。

暗殺された米ケネディ大統領は就任時、小泉氏と同じ43歳

そういえば、1963年11月、米国テキサス州で凶弾によって暗殺された第35代大統領のJFケネディ氏は、就任時43歳で、米国大統領として最年少の若さで新時代の到来を印象付けた。「キューバ危機」という国際政治の修羅場で強いリーダーシップを発揮、米国の頼もしき若き政治リーダーを世界中に植え付けた。

世代交代の担い手となる人には年齢は関係ない。大事なのは、時代を変革する心意気を持っているか、そしてスピード感を持って、大胆に行動するかどうかだ。

メディアは自民党総裁選で政策論議を集中報道し検証が必要

冒頭に、メジャーリーグでの大谷選手はじめ若手の日本選手の大活躍の動きが日本中に連鎖し、世代交代が進んでいけば、日本は潜在的なパワーを持っているので、成熟した老大国とはいえ、日本はまだまだ捨てたものでない、と評価される国になるぞ、それこそが日本のベストシナリオだ、と述べた。

今回の自民党総裁選は、次代の日本の政治リーダーを決める重大イベントだけに、報道する立場にあるメディアの責任も実に重い。メディアは商業ジャーナリズムという宿命があるにせよ、国民目線に立った集中報道が最重要だ。端的には、自民党総裁選では政策論議がどこまで進んだのか、何が議論として欠落しているのかなどを浮き彫りにすると同時に、政策論議を闘わす場を一度ならず二度、三度と設定し、課題になった政策をどう実現するのかをしっかり問い、そしてメディアの責任として政策検証結果を国民に伝えることだ。

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