「野心ではなく志を」。志で考える、世界の日本、世代交代、後継への引き際
SBIホールディングス株式会社
代表取締役執行役員CEO
北尾 吉孝
インターネットを通じ、証券や銀行、損保、住宅ローンなど、様々な金融サービスを展開しているSBIグループ。創業からわずか10年で80社を超えるコングロマリットへと発展を遂げた今、グループは新たな成長路線への舵をきり始めた。ネットによる金融サービスで変革を起こした、SBIホールディングス株式会社代表取締役執行役員CEOの北尾吉孝が描く、次なる事業戦略その全容に迫る。リーダーアンドイノベーション賢者の選択。
北尾まさに志というものを持たないといけない。もっと言えば正しい倫理的価値観を持たないといけないという風に思うんですね。例えば僕の場合、自分はどういうことで毎日の判断、様々な判断をしないといけないことが来ます。ぶれない判断ってどうやってできるかと言うと、自分で判断のものさしというのを、軸と言うかものさしを持たないといけない。私の場合はシンプルで三つの鍵なんです。「信」「義」「仁」なんです。
こうやって自分の信頼を失うことがないか。社会からの信頼を失うことないか。これが信ですね。義というのはこれは社会正義に照らし合わせた正しいことなのかと。仁というのは、これは自分のことだけじゃなしに相手のことも思いやってるかどうか。この三つで判断して、すべてのDecision-makingをするわけです。例えばジョイントベンチャーを作る。自分の事ばっかり考えて相手と交渉しようとしても思ってもなるわけがない、はずがないですから。やっぱり相手のことも考えて自分のことも考えて、win-winをいかに実現するかとそこを考えないといけないと思うんですね。
宮川北尾さんはやっぱりそういった若者たちに、そう言った志ある人に対してはエンジェルであろうという考えですか?
北尾そうです。だから先ほどの大学院大学でもね。ちゃんと優秀な成績で卒業した人。我々SBIインベストメントからお金も出して起業をヘルプしてあげようと言うことでやってるんですよね。
宮川インベストメントがありましたですね。なるほど。
北尾ですから全部が私共シナジーが働くようになってるんです。
宮川それはこっちから。お金がなければ銀行からとか色々あるわけですね。
北尾そう。
宮川なるほど。それはもう全て整った。
北尾そういうことですね、ほぼ。
リーダーにとってのビジネスの原点。大切な思い出。賢者のオリジン。
白石さてこの番組ではですね企業のトップとしてご活躍なさっている皆さんのビジネスの原点を象徴する思い出の品をご持参いただいてるんですが、北尾さんは今日は何を?
北尾何を持って行こうかなと思ってずいぶん迷ったんですけど。こんな写真にしました。
宮川これは創業10周年と書いてある?
北尾そうなんです。まさに僕とともに10年。一緒に働いてくれた人たちに感謝の夕べということでホテルに部屋を借りまして、個人として皆さんこの40人を招待しまして、僕の感謝の意を表したんですけどね。鉄鋼王カーネギーの墓碑にね、自分より優秀な人を集めし男ここに眠る、というようなことが書いてあるらしいんですけども。僕が創業してこの人たちがまさに一緒になって働いてくれたおかげで、このグループというのは今日10年間でこれだけ発展することができたと。事業というのは一人でできないんですね。みんなの力が一つのベクトルに向いて進んで初めて事業というのはできるんで。そういう意味ではこの10年間本当に僕とともに苦労してくれた人この人たちに感謝の夕べをしたときのその時のスナップ写真なんですね。
宮川SBIと言いますとやはりソフトバンクですよね元々は。どうしても孫さんとの関係というのを伺いたいんですけど。
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