雇用の「三方よし」がある社会へ!「とらわれず」進める手法は「社内国会」
株式会社パソナグループ
代表取締役 グループ代表
南部 靖之
今日本は少子高齢化に伴い労働人口の減少化が危惧されている。その一方で派遣切り、リストラといった雇用問題が顕在化している。日本の経済を左右する労働と雇用の問題。その中で新しい働き方の提案で革命を起こしている賢者がいる。パソナグループ率いる南部靖之である。雇用革命による人材派遣業、その成長戦略に迫る。
南部我々はアグリMBAと言ってはいますけれども、経営塾的なものを作り、大先輩から学ぶという仕組みを作っています。
蟹瀬そもそもなぜ農業なんですか?
南部農業は基幹産業なんですよね。つまり物を作る生産をするだけではなくて、いかにそれを加工して新しいものを作り上げていくか。それを今度はどうIT技術を使って、世界中にネットで売っていくか。こう考えてみた場合、農業からいろんな分野へ雇用が広がっていく。
南部そして心豊かになる。心豊かになることは、心の黒字だと思います。一番大切なのは健康で生き生きと楽しくあることですから。
白石確かにそうですよね。
南部うん、そして毎日が面白い、その次に仕事がついてくるという考え方で、まず農業だと思っています。
白石素晴らしいですね。
蟹瀬原点、第一次産業からスタートして、やっぱり働き方に対するコンセプトを変えないといけない所がありますよね。
南部農業に目を向けたのは、雇用創造の基幹産業であると、思っているからです。
蟹瀬なるほど。
白石あと、芸術家の方たちの就労支援に取り組んでらっしゃる、と伺いました。
南部大学を卒業したら、あるいは新しい人生を迎えたいとチャレンジをしたいという人たちが、淡路島から村に入って、午前中は基幹産業の農業をやる。午後からは自分の好きな音楽活動とか、陶芸とかアートを作る。
蟹瀬面白いですね。
南部自分の好きな音楽をやりたい。でも食べていかなければならない。
蟹瀬そこはアーティストのジレンマなんですよね。
南部そうですよね。ビジネスマンと価値観が全然違うでしょ。だから年俸がいくらだとか、残業代が減ったとか、あんまり関係ないんですよね。
蟹瀬全然関係ない。
南部生き生きしてるでしょ。土日も働いて、いつ休みかわからないですしね。なんかふと気が付いたら2週間ぐらい休んでいる、おいおいって言いたいことも。でも、働くときはもう朝から晩まで働くでしょ、ああいう風な働き方というのはすごくいいと思うんですよ。でも今はとにかく9時から17時半までが正規社員、となっているのが僕は問題ではないかなと思います。
蟹瀬これから雇用形態というのは、どういう風に変化していくと思われますか?
南部僕はね、これは僕の夢なんです。今は会社がある、会社に雇用される、会社が雇用する。でもね、これからは、ここに人がいる、と。
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