「地域共生」の精神で、人とのつながりを大切にする証券会社の成長戦略
むさし証券株式会社
取締役社長
小髙 富士夫
むさし証券株式会社は埼玉県に本拠地を置く証券会社だ。数多くの証券会社が東京に集中する中、地方都市で地域密着型の対面営業を選び、地域貢献、社会貢献で地元との距離感が非常に近いのが特徴となっている。取締役社長 小髙富士夫が唱える証券業界の未来、競争に生き残るための企業の付加価値とは?証券会社が地域との共生を目指すためにユニークな戦略に迫る。
ドーキンズ スパイダーズウェブ営業というのは、具体的にどのような取り組みなんですか?
小髙 クモが糸を張るように県内をまんべんなく張りめぐらして、その情報網の中から、お客様が必要とするようなもの、そういったものに対して提供できる。そのためにも、私どもは、「証券版コンビニ」と言ってるように、いろんな商品を揃えてお客様の要望に応える。そういった営業展開をしております。
また、情報を張り巡らす者の一貫としてやっぱり地域貢献、社会貢献もそれと同時に行っております。
むさし証券では、地域社会貢献の一環として、ペットボトルキャップや古本の回収による収益金の寄付を始め、牛乳パック回収による再生紙支援や福祉車両の寄付などを行っているという。
小髙 金融リテラシーの向上のために、県内の小中高大学まで出向いて講師も社員が務めて、次の世代の方に証券投資を理解してもらう。
蟹瀬 これからやはり日本では本当にファイナンスの教育がね、まだまだ行き届いていないという話をよく出てきますから、そういう意味では重要ですね。
小髙 はい。
ドーキンズ 実は私先日ですね、むさし証券が特別授業を行うということで、実際にお邪魔してきました。こちらのVTRをご覧ください。
ドーキンズ 私は今、埼玉県立浦和商業高等学校に来ています。今日はこちらで、むさし証券が特別授業を行うということでお邪魔したいと思います。
こちらの埼玉県立浦和商業高等学校では、金融に関する知識の普及・啓発活動の一環として、2017年から特別授業が行われている。
(インタビュー:営業企画部 副部長 河西 幸弘さん)
ドーキンズ 本日はどんな授業なんですか?
河西 はい。本日は各グループに分かれていただいて、お金というのがどういうふうな流れで、どういうふうな役割をするのか、というのを学んでいただきたいと考えています。ドーキンズさんにも一緒に授業を受けていただいて、皆さんと一緒に発表をしていただきたいと思います。
ドーキンズ 今回私が参加させていただいたのは、マーケティング総合情報実習を選択している2年生のクラス。特別授業では起業をテーマに、グループごとにディスカッションをして、最後にその成果の発表を行います。
河西 本日は皆さんにも「起業」について考えていただいて、企画書シートですね。これを仕上げていただきたいと思います。
ドーキンズ 私達のグループは、山田くんが提案した「高齢者スポーツ施設の運営」。提案者の山田くんが社長になります。
ドーキンズ 会社名(はどうしますか?)
森山 社長さんなんで(決めてね)。
山田 やっぱりインパクトがあって、覚えやすい名前の方がいいのかな、とは思ってます。
森山 高齢者だから英語だともしかしたら分かりづらいかもしれない。
ドーキンズ それ、いい視点だね!
山田 「スポーツセンターやまだ」で行きます。
ドーキンズ 「スポーツセンターやまだ」で行く!「やまだスポーツセンター」じゃなくて?
森山 どっちが良いと思いますか?
ドーキンズ ええ!?きっと、どっちについてても高齢者の人は「山田行こう」っていうんだろうね。ふふふ。
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