成長を遂げる過程で顧客のニーズを掘り起こす元となった「2人の消費者」とは?!
株式会社マルカン
代表取締役社長
松本 幸彦
総合ペットメーカーとして成長を遂げ、2012年には全国の中小企業の中から経済的社会的に優れた成果を挙げている企業に贈られるグッドカンパニー大賞グランプリを受賞するなど、ペットビジネス業界のリーディングカンパニーとして業界を牽引し続けている。株式会社マルカンのリーダー、松本幸彦の成長戦略に迫る!
こちらは毎週月・火・水曜日に開かれている開発会議。この会議では各セクションのリーダーが参加し、様々な意見交換を行っています。
関係者好調な猫関係シリーズの追加商品をちょっと提案させていただきます。
関係者こちら起き上がりする玩具になりますね。今回かわいらしさをメインに作らさせていただいております。
関係者なんかこう、はてなマークでこう首傾げながら、チョチョチョチョっとこう遊ぶ仕草、お客さんの中ではそういう仕草を見たいというところがあるので、そういうところを追求していく商品なんですけど、これは。
開発部部長原価を抑えると、どうしても立ち上りの速度が遅くなるということで、重りの材質を検討しながら。
関係者早いですね。
開発部部長早いです。ここはもう開発のこだわりで、多少原価は上がるのですけれども、これで行かしていただきたいと思っております。
関係者パッケージも、開けてそのまま店頭にディスプレイできるように。
関係者そのままでいけるのですか?
関係者はい。こういうのはやっぱり女性の感性が、重要なものだと思うので。
関係者ものすごく色目もきれいし、華やかやなという感じで。
関係者例えば、香り付けだったりとか、フレーバーですね。種類もちょっと違うんですけれども、マタタビの香りを付けるとかですね。選ぶ基準を、形もかわいらしいのですけれども、そういった部分で選択していただくというのも一つの手かなと思います。
松本ちなみにマーケティング部は、今はその猫の生体どうこうっていうのは実態としてはどう?
関係者実態としては、全体数に関しては横ばいの傾向なのですが、飼育するという形ですね、一匹飼いというのから、一人のユーザーさんが複数飼いという方向に今シフトしているのかなと。
松本やっぱりいくら用品だと言っても、多々こういう商品の開発にいろんなアイデア出してもらったんですけど、大変助かるね。なるほど。
松本やっぱり消費者のハードルをまず超えて、ペットに対してすごくいい物ですよというところを、どんどん深く開発をしていかなくてはダメだと。
蟹瀬どのぐらいの新製品というか、あるいはアイデアは出てくるものなのですか?
松本年間350から400アイテムぐらい製品開発を。
白石そんなに?
蟹瀬それ考えるだけじゃなくて作っちゃう?
松本作ってしまいます。
蟹瀬売り出しちゃうんですか?
松本はい。
白石すごい数ですね。
松本はい。一日一個。(笑)
蟹瀬当たり外れがあるでしょう。
松本はい。
白石実際にどのようなものが商品化されているのですか?
松本今日は幾つかお持ちしました。
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